建築工事事務所
築73年の木造事務所建築改修
平成9年に当時築46年の荒壁付の2階建木造事務所を改修しました。
スチールサッシを輸入木製サッシに変え、気密・断熱を施し、木造2階建車庫との間に屋根をかけました。
【1F 】
屋根—瓦棒鈑板葺き
外壁(北・東側)—漆喰塗 腰板(ウエスタンレッドシダー)
外壁材は、それぞれに一長一短あり決め手はありませんが、塗壁は費用は割高ですが、塗り替え等のメンテナンスが少なく風合いも良いです。
外壁(南側)—サイディング+塗装 腰板(ウエスタンレッドシダー)
床—カリン貼り+オスモカラー(自然塗料)着色
窓—木製サッシ(アメリカ マーヴィン社製)
非常に性能が良く、外部面はアルミ、グラスファイバー、木製のものと選べ、木製以外はカラフルな色がお選びいただけます。
断熱性と気密性が良いため、内部結露もせず、外の音も聞こえにくく、中の音も外へ漏れにくくなっております。
内部が木製のため、和にも洋にも新築にも民家再生にも良く合います。
このフロアは、もともと天井がなかったところに天井を新たに貼り部屋としました。
斜め天井、構造あらわし(材は、木材屋時代の在庫)
建築工事事務所は、土壁塗の見本にもなってます。
土の産地にもよっても色が違い、砂、わらすさ、土の配合によっても色の違いが出ます。
赤い土壁は、べんがらが混ぜてあります。
【2F】
天井—天井板を外し、南側は小屋裏あらわし
壁—高腰板+土塗壁
床—既存無垢フローリングの上、S.P.F(スプルース・パイン・ファーの略)フローリング貼り
バーカウンターの右側は、元製図室であったところを厨房にし、北への通路を作り、トイレを新設
現在、2Fは 森の中の召しや にお貸ししておりランチ、ディナー営業中です。